ビッグ３はもう終わりかな・・・？

もうビッグ３は終わったね、という議論が日本では普通に
語られるんですけど・・

まあ、例によってテレビなんかで勝手に決めつけているようですが

「何の技術開発もして来なかったんだから負けて当然」、

「勝負はすでについていて、トヨタ、ホンダの日本勢が一人勝ちだ」などなどと。

でもね、多分それ、相当間違っていると思います

僕は個人的にこれは第二の真珠湾だろう、と思います

下手をすると１０年後には日本メーカーは跡形もないかもしれないな・・・と思うのですよ。

なぜならば・・・

ＧＭの車なんてひでーもんだ、という声がありますが、

先に指摘した７０年代のコミットメントの残骸である年金や医療保険など、
いわゆるレガシーコストが問題な訳で、

もしそれらを切り離して「ちゃら」にして、
自動車会社単体で見た場合、生産台数、
売り上げはGMの方が大きい訳で、利益率、技術水準、
どれをとってもその他日本メーカーに大きく見劣りしている訳ではありません。

それどころか中国では日本車より販売台数は多く、
実際マーケティング調査をするとアメリカ車は結構人気で、
日本車よりアメリカ車の方が魅力的というデータはそれこそあちこちでとれるらしく
中国の広大な大陸スケールにはアメリカのあの車体は案外マッチするのですよ。

つまり、真珠湾でアメリカ海軍をコッパミジンにして、
立ち直るまでの時間が相当稼げると思っていたら、

わずか２年もしないうちに全米の総力を挙げて立て直し、
気が付いてみたら日本のゼロ戦は紙飛行機のように落とされ、

そこから硫黄島までまっしぐら・・・・
真珠湾から終戦までわずか４年の決着ですよ。

今回もよく似ているのではないですか・・